日本サッカー協会は12日、6月に開幕するワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表メンバー23選手を発表。
前回の10年南アフリカ大会メンバーで、逆転でのW杯メンバー入りを果たした大久保のチームメートでもあるMF中村憲剛(33=川崎F)に吉報は届かなかった。

 代名詞でもある精度の高いスルーパスに加えて自らゴールを決める決定力も併せ持つ中村は、メンバー発表前ラストマッチとなった10日の鹿島戦(等々力)でも
2アシストをマーク。ボランチやトップ下など複数のポジションをこなせるユーティリティー性もあるが、2大会連続での出場は叶わなかった。

 Jリーグを沸かせる若手選手たちの多くもメンバーから漏れた。ドリブルを武器にサイドからカットインしてのシュートが魅力のFW原口元気(23=浦和)は
12年ロンドン五輪に続いての落選。開幕前の左腓骨筋腱脱臼から復帰したFW宇佐美貴史(22=G大阪)も逆転での選出はかなわず、
1995年1月生まれのFW南野拓実(19=C大阪)は1998年フランス大会のMF小野伸二(34=ウェスタン・シドニー)以来となる10代でのW杯メンバー入りはならなかった。

 また、ザックジャパンの常連だったMF細貝萌(27=ヘルタ)、FW乾貴士(25=フランクフルト)も自身初のW杯メンバー入りは叶わず。
“ベテラン枠”として一部でメンバー入りを熱望する声もあったFW三浦知良(47=J2横浜FC)、MF中村俊輔(35=横浜)、DF中沢佑二(36=横浜)、
DF田中マルクス闘莉王(33=名古屋)らもメンバーに名前はなかった。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/12/kiji/K20140512008146470.html

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