元日本代表・高原直泰がJ3移籍を決めた理由
THE PAGE 4月3日(木)14時38分配信


 2014年シーズンの到来を告げる東京ヴェルディの「第一弾試合告知ポスター」には、キ
ャプテンのMF田村直也を中心として、総勢7人の主力選手が『V』の文字を描くように配置
されている。ヴェルディ(Verdy)と勝利(Victory)の頭文字を表しているものだが、田
村のすぐ左側で、左胸に右手を当てているFW高原直泰だが、今は、このチームにはいない。

 開幕直後の3月21日に、J3のSC相模原に電撃移籍した。5試合を終えたJ2戦線で、21位を
さまようチームから、昨シーズンのチーム得点王は去った。かつて、日本代表のエース・
ストライカーとして不動の地位を築いていた34歳の高原は、なぜ、J3でのプレーを選択し
たのか。

■高原「こうなるとは思っていなかった」

 実は、このポスター撮りが行われたのは、新体制が始動した1月15日の直後。その時点
では、ポスターの人選をした営業を含めたスタッフの大半が、高原がヴェルディに欠かせ
ない戦力だと信じて疑わなかった。新天地に移って間もない高原自身も、「こうなるとは
思っていなかった」と偽らざる胸中を打ち明ける。

 「ヴェルディのために準備をして、体を作ってきて、フタを開けてみたら自分が思って
いたのとは違ったということ。試合に出られないから移籍した。それがすべてじゃないで
すか」
(略)
 「限られた時間の中で自分自身も調整しなきゃいけないし、自分がプレーするに当たって、
周りの選手の特徴も少しずつつかみながらやっている。チームも連敗しているから次はしっかり
と勝って、上を目指せるように頑張っていきたい」

 開幕から4試合を終えて1勝3敗。無得点試合が「3」を数えるなど、12チーム中で9位に
あえぐSC相模原は何よりもストライカーのゴールを求めている。観客動員を含めたあらゆる
期待を、高原はさまざまな経験を刻み込んできた大きな背中ですべて受け止めながら新天地のピッチに立つ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140403-00000001-wordleafs-socc&p=1


F.C.TOKYO MAGAZINE BR TOKYO 2014年 5月号 [雑誌]
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